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夜勤と目の疲れ|夜間照明・モニター作業による眼精疲労のケア方法を徹底解説

連載 第15回 健康・体調管理クラスター 読了目安 約13分

夜勤・交代勤務を生き抜く完全ガイド|健康編

連載第15回|夜勤と目の疲れ ── 夜間照明・モニター作業による眼精疲労のケア方法を徹底解説

深夜の蛍光灯、真っ暗な現場と明るい詰所の往復、監視モニターの光──夜勤の職場は、目にとって過酷な環境です。「目の奥が重い」「ピントが合わない」「帰宅後も目が冴えて眠れない」。その不調は気のせいではなく、夜間特有の光環境が引き起こす眼精疲労かもしれません。本記事では、夜勤中にできるケアから、目薬・ホットアイマスク・アイマッサージャーなどのアイテム選び、目にいい栄養素まで、倉庫夜勤の現場経験をもとに実践的にまとめます。

目次

なぜ夜勤は目が疲れるのか|日勤にはない4つの原因

「日勤の頃はここまで目が疲れなかったのに」と感じる人は少なくありません。それもそのはずで、夜勤の職場環境には、日勤にはない目への負荷がいくつも重なっています。

原因1:人工照明だけの環境で瞳孔が働き続ける

昼間の自然光と違い、夜勤の職場は蛍光灯やLEDなどの人工照明が光源のすべてです。照明の直下と棚の陰、通路の奥では明るさが大きく異なり、目はそのたびに瞳孔の開閉とピント調節を繰り返します。この細かい調節を担うのが目の筋肉(毛様体筋や虹彩の筋肉)で、休みなく働かせれば当然疲労がたまります。

原因2:暗所と明所の行き来が激しい

倉庫やプラント、病棟などの夜勤現場では、明るい詰所・休憩室と、照明を落とした暗いエリアを何度も往復します。明暗差の大きい環境を行き来するたびに目は「明るさへの慣れ(明順応・暗順応)」をやり直すことになり、これが目の重さ・しょぼしょぼ感につながります。

原因3:モニター・端末作業とまばたきの減少

監視モニター、ハンディターミナル、PC、タブレット──夜勤でも画面を見る時間は年々増えています。画面に集中するとまばたきの回数が減ることが知られており、まばたきが減ると涙が均等に行き渡らず、目の乾き(ドライアイ傾向)を招きやすくなります。夜間は空調で空気が乾燥しやすいことも追い打ちになります。

原因4:疲労・睡眠不足そのものが目にくる

目のピント調節は自律神経のコントロール下にあります。夜勤で生活リズムが乱れ、睡眠の質が落ちると、自律神経のバランスも崩れやすくなり、「体の疲れ」が「目の疲れ」として表面化しやすくなります。自律神経と体内時計の関係は連載第8回「夜勤×自律神経の乱れ」で詳しく解説しています。

POINT

夜勤の目の疲れは「照明環境」「明暗差」「画面作業と乾燥」「自律神経の乱れ」の合わせ技。だから対策も、職場でのケア+アイテム+栄養+睡眠の多方面から行うのが正解です。

「疲れ目」と「眼精疲労」の違い|あなたはどっち?セルフチェック

一般的に、ひと晩寝れば回復する一時的な目の疲れは「疲れ目(眼疲労)」、休んでも目の症状が続き、頭痛や肩こり・吐き気など全身の症状を伴う状態は「眼精疲労」と呼ばれ、区別されています。

夜勤者が注意したいのは、睡眠の質が落ちやすい生活ゆえに「休んでも回復しない」状態に移行しやすいという点です。まずは自分の状態をチェックしてみましょう。

夜勤者の眼精疲労セルフチェック

  • 勤務後半になると目の奥が重く、ピントが合いにくい
  • 目が乾く・ゴロゴロする・光がやけにまぶしく感じる
  • 夜勤明け、寝ても目の疲れが取れていない
  • 目の疲れと一緒に頭痛・肩こり・首こりが出る
  • ハンディやモニターの文字が以前よりかすんで見える
  • 休日でも目の不快感が続いている

前半3つに当てはまるなら「疲れ目寄り」。この記事のセルフケアで十分に手を打てる段階です。後半3つ、特に「休んでも続く」「全身症状を伴う」場合は眼精疲労が疑われ、目以外の原因(度の合わないメガネ、ドライアイ、その他の目の病気など)が隠れていることもあるため、後述の「眼科を受診すべきサイン」も併せて確認してください。

夜勤中にできる眼精疲労ケア5選|今夜から実践できる

まずはお金をかけずに、勤務中の習慣でできる対策から。どれも今夜の勤務からすぐ試せます。

  1. 「20-20-20ルール」で目を休ませる
    画面作業では「20分ごとに、20フィート(約6m)先を、20秒間見る」という有名なリセット法があります。遠くを見ると目のピント調節筋がゆるみ、緊張がほどけます。夜勤の現場なら、通路の奥や倉庫の反対側の壁など「遠くの目標物」を決めておくと習慣化しやすいです。
  2. 意識的にまばたきを増やす
    モニターやハンディを見るときは、意識して「ゆっくり完全に閉じるまばたき」を挟みましょう。涙が目の表面全体に行き渡り、乾燥対策になります。空調の風が直接顔に当たる配置なら、立ち位置を変えるだけでも違います。
  3. 休憩時間に1分の「アイストレッチ」
    目を閉じてぎゅっと力を入れ、ぱっと開く。次に眼球だけを上下左右にゆっくり動かし、最後に大きく円を描く。これを1セットやるだけでも、目の周りの筋肉のこわばりがほぐれる感覚があります。
  4. 仮眠時間は「目を閉じる」だけでも回復時間になる
    仮眠は脳だけでなく目にとっても最高の休息です。たとえ眠れなくても、光を遮断して目を閉じている時間はピント調節筋を休ませられます。仮眠の効果的な取り方は連載第10回「仮眠の科学」で詳しく解説しています。
  5. モニター・端末の設定を夜仕様にする
    画面の明るさは「周囲の明るさと同じくらい」が目安。暗い環境で画面だけが明るいと、明暗差がそのまま目の負荷になります。輝度を下げる、ダークモードにする、文字サイズを一段大きくする──設定変更は一度やれば毎晩効く、コスパ最強の対策です。

◆ 現場からのひと言(倉庫夜勤経験より)

私の倉庫夜勤時代、一番効いたのは「ハンディ画面の輝度を下げる+ピッキング棚の一番奥を見る癖をつける」の合わせ技でした。深夜3時頃の「目の奥がズーンと重い」感覚が明らかに軽くなり、明け方の検品ミスも減った実感があります。道具を買う前に、まず設定と習慣。これが現場の実感です。

目薬の選び方|夜勤者が注目したい成分とタイプ

セルフケアの次は手軽なアイテムから。市販の目薬(一般用医薬品)は種類が多く迷いがちですが、「自分の症状に合った成分で選ぶ」のが基本です。夜勤者に多い悩み別に、パッケージで確認したい代表的な成分を整理します。

悩みのタイプ 注目したい代表的な成分 選び方のポイント
ピントが合いにくい・目の奥が重い ネオスチグミンメチル硫酸塩、ビタミンB12(シアノコバラミン)など 「眼疲労」「ピント調節」への効能が記載された製品を確認
目が乾く・ゴロゴロする コンドロイチン硫酸、ヒアルロン酸、人工涙液タイプなど 乾き対策なら「うるおい重視」の表示を目安に。装着したままさせるコンタクト対応かも確認
充血が気になる 血管収縮剤(塩酸テトラヒドロゾリン等)配合タイプ 連用すると充血が戻りやすいとされるため、頼りすぎには注意
とにかくスッキリしたい 清涼感成分(メントール等)配合タイプ 爽快感は好みが分かれる。乾き目の人は清涼感控えめの方が使いやすいことも

⚠ 使用上の注意

目薬は医薬品です。用法・用量と添付文書を必ず守り、症状が続く場合は使用を続けるのではなく眼科の受診を。コンタクトレンズ使用者は「コンタクト対応」の表示を確認してください。本記事は特定製品の効果を保証するものではなく、購入時は薬剤師・登録販売者への相談をおすすめします。

疲れ目対策の目薬 手軽さ ★★★

ロッカーやポケットに入れておけて、休憩のたびにリセットできるのが目薬の強み。まずは「眼疲労・ピント調節」系か「乾き・うるおい」系か、自分の悩みに合う1本から試すのがおすすめです。

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ホットアイマスクで「温めるケア」|夜勤明けの最強リラックス

目の疲れ対策として広く知られているのが「目もとを温めるケア」です。蒸しタオルや市販のホットアイマスクで目もとをじんわり温めると、目の周りの血行が促され、こわばった筋肉がゆるんでリラックスしやすくなります。

夜勤者にとっての「一石二鳥」ポイント

ホットアイマスクが夜勤者に特におすすめなのは、眼精疲労ケアと入眠準備を同時にこなせるから。夜勤明けは交感神経が高ぶって「疲れているのに眠れない」状態になりがちですが(対処法は連載第9回参照)、目もとを温める時間は強制的に目を閉じ、スマホを手放す時間にもなります。

  • 使い捨てタイプ:蒸気で温めるタイプが定番。開封するだけで手軽、香り付きも選べる。毎日使うとコストはかさむ
  • USB充電・電熱タイプ:繰り返し使えてランニングコストが安い。温度調節・タイマー付きが便利
  • 小豆・レンジ加熱タイプ:レンジで温めて繰り返し使える中間的な選択肢。じんわり感が好みの人に
  • 蒸しタオル:コストゼロ。濡らしたタオルをレンジで温めるだけ(やけどに注意)
ホットアイマスク 夜勤明けの入眠前に

「夜勤明けに使う」なら、遮光アイマスクと併用できる薄型や、そのまま眠っても安全なタイマー付き電熱タイプが便利。昼間の睡眠用の遮光アイマスク選びは連載第3回「アイマスク・耳栓ランキング」で詳しく紹介しています。

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アイマッサージャーという選択肢|「毎日酷使する目」への投資

目もとケアを一段グレードアップしたい人に人気なのがアイマッサージャー(アイウォーマー)です。温熱・エアの加圧・振動などを組み合わせて目の周りをほぐすアイテムで、価格帯はおおむね数千円〜2万円前後。決して安くはありませんが、週4〜5回のペースで目を酷使する夜勤者にとっては、使用頻度で元が取りやすい部類のリラックスグッズです。

選ぶときのチェックポイント

  • 温熱機能の温度帯:40℃前後でじんわり温まるタイプが主流。温度調節段階があると季節を問わず使いやすい
  • 加圧の強さ調整:エアプレッシャーは好みが分かれる。強弱を選べるモデルが無難
  • 静音性:入眠前に使うなら動作音は重要。音楽再生機能は好みで
  • コードレス・折りたたみ:休憩室や出張先でも使うなら携帯性を確認
  • タイマー機能:そのまま寝落ちしがちな夜勤明けには自動オフ機能がほぼ必須

⚠ 使用を控えるべき人

目の手術を受けた直後の方、白内障・緑内障・網膜の疾患などで治療中の方、強度近視の方などは、使用前に必ず医師に相談してください。製品ごとの注意事項(取扱説明書)の確認も忘れずに。

アイマッサージャー(アイウォーマー) ご褒美投資 ★★★

「夜勤明け、ホットアイマスクでは物足りなくなってきた」人の次の一手。温熱+加圧で目もとを包まれる感覚は一度使うと戻れないという声も多く、プレゼント需要も高いジャンルです。

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ブルーライト対策と夜間照明との付き合い方

夜勤者の目とブルーライトの関係は、実は二段構えで考える必要があります。

① 勤務中:画面との距離と明るさが本丸

ブルーライトは太陽光にも含まれる青色の光で、画面から出る量だけが特別多いわけではありません。勤務中の目の負荷としては、ブルーライトそのものより「画面の見すぎ・明暗差・まばたき減少」の影響が大きいと考えるのが現実的です。まずはセクション3の設定変更と休憩習慣を優先しましょう。

② 帰宅前後:光は「眠りの敵」に変わる

一方、夜勤明けの帰宅時間帯は話が別です。朝日やコンビニの照明、スマホ画面の光は、これから寝ようとする体に「朝だ」という信号を送ってしまいます。ここで役立つのがブルーライトカットメガネやサングラス。帰宅時に光を減らす使い方は、連載第5回「ブルーライトカットメガネは夜勤に効く?」で徹底解説しています。目の疲れ対策と睡眠対策を兼ねられる、夜勤者ならではの活用法です。

POINT

勤務中は「画面設定と休憩」で目を守り、帰宅時は「光のカット」で眠りを守る。同じ“光対策”でも、時間帯によって目的が変わるのが夜勤者の特徴です。

目の疲れに関わる栄養素|ルテイン・アントシアニン・ビタミン類

外側からのケアと並行して、内側からのサポートも意識したいところ。目の健康との関わりで語られることが多い代表的な栄養素を紹介します。

栄養素 多く含む食品 知っておきたいこと
ルテイン・ゼアキサンチン ほうれん草、ケール、ブロッコリー、卵黄 目の黄斑部に存在するカロテノイド。「ブルーライトなどの光の刺激から目を保護する」といった機能を表示した機能性表示食品も多い
アントシアニン ブルーベリー、ビルベリー、黒豆、なす ベリー系に多いポリフェノール。「ピント調節機能をサポートする」旨を表示した機能性表示食品がある
ビタミンA レバー、うなぎ、にんじん、かぼちゃ 目の粘膜や薄暗い所での視覚の維持を助ける栄養素として栄養機能食品の表示が認められている
ビタミンB群 豚肉、レバー、魚介、玄米 疲労と関わりが深い栄養素群。夜勤者に不足しがちな栄養全般は連載第12回で解説
DHA・EPA(オメガ3) 青魚(サバ、イワシ、サンマ) 健康的な食生活全般で意識したい脂肪酸。コンビニのサバ缶・サバ塩焼きは夜勤メシとしても優秀

基本は食事から。そのうえで、深夜勤務でどうしても食事が偏る時期は、機能性表示食品やサプリメントで補う選択肢もあります。ただしサプリは医薬品ではなく、摂れば目の症状が治るというものではありません。夜勤者の栄養戦略の全体像は連載第12回「夜勤者の栄養管理」を、太りにくい夜食の選び方は連載第13回「夜勤太りを防ぐ食事術」をどうぞ。

ルテイン・アントシアニン系サプリ(機能性表示食品) 内側からのサポート

「緑黄色野菜もベリーも毎日は無理」という夜勤者の現実的な補助手段。選ぶなら、届出表示(どんな機能をうたっているか)と1日あたりのコストを確認して、まず1〜2ヶ月続けやすいものを。

広告タグ挿入位置(アイケアサプリ)

帰宅後のケアと睡眠|目を休ませる夜勤明けルーティン

目の疲れを翌日に持ち越さない最大のカギは、結局のところ「質の高い昼間の睡眠」です。眠っている間、目は光の刺激から完全に解放され、涙の状態も整います。逆に、睡眠が浅い・短いと目の回復も追いつきません。

夜勤明け・目にやさしい帰宅ルーティン例

  1. 帰路:サングラスやブルーライトカットメガネで光を減らす──目の刺激と覚醒シグナルを同時にカット
  2. 帰宅後:スマホをだらだら見ない──「目の疲れ+覚醒」のダブルパンチを避ける。SNSは起きてから
  3. 入浴後:ホットアイマスクで目もとを温める──リラックスして入眠モードへ
  4. 就寝時:遮光カーテン+遮光アイマスクで完全な暗闇をつくる──昼間の光は睡眠の質も目の休息も妨げる

寝室を真っ暗にする環境づくりは連載第2回「遮光カーテン選び」、昼間にぐっすり眠る習慣の全体像は連載第1回「夜勤明けにぐっすり眠る方法」で解説しています。

眼科を受診すべきサイン|セルフケアで粘ってはいけない症状

ここまでセルフケアとアイテムを紹介してきましたが、目の症状には「様子を見てはいけないライン」があります。以下に当てはまる場合は、市販薬やグッズで粘らず、早めに眼科を受診してください。

  • 視力の低下、視界のかすみ・ゆがみが続く
  • 視野の一部が欠ける、暗く見える部分がある
  • 目の痛み・強い充血・目やにが続く
  • 光がまぶしくて目を開けていられない
  • 頭痛や吐き気を伴う目の症状が繰り返し起こる
  • 休息やセルフケアを続けても目の疲れが取れない状態が長引いている

眼精疲労の背景には、度の合わないメガネ・コンタクト、ドライアイ、緑内障をはじめとする目の病気が隠れていることもあります。特に「メガネの度数を長年変えていない」人は、度数の見直しだけで劇的に楽になるケースもあるため、一度検査を受ける価値があります。夜勤という働き方の健康リスク全般と付き合い方は、ピラー記事の連載第11回「夜勤は体に悪い?」もあわせてご覧ください。

※本記事は一般的な情報提供を目的としたもので、医学的な診断・治療に代わるものではありません。症状がある場合は眼科医など専門家にご相談ください。

よくある質問(FAQ)

まずはお金のかからない「20-20-20ルール」(20分ごとに約6m先を20秒見る)と、意識的なまばたきから始めましょう。あわせてモニターやハンディの輝度を周囲の明るさに合わせて下げると、明暗差による負荷が減ります。休憩時間に目を閉じて休ませるだけでも、ピント調節筋の回復時間になります。
「症状で選ぶ」のが基本です。ピントが合いにくい・目の奥が重いタイプなら眼疲労向けの成分(ネオスチグミンメチル硫酸塩やビタミンB12など)が配合されたもの、乾き・ゴロゴロ感が強いならうるおい重視タイプ(コンドロイチン硫酸など)が目安になります。医薬品なので用法・用量を守り、迷ったら薬剤師や登録販売者に相談を。症状が続く場合は眼科を受診してください。
まず試すなら手軽な使い捨てホットアイマスクがおすすめです。「毎日使いたい」「もっとしっかりほぐしたい」と感じたら、繰り返し使える電熱タイプや、温熱+加圧のアイマッサージャーにステップアップするとコスパよく続けられます。夜勤明けの入眠前に使うなら、自動オフのタイマー機能付きが安心です。
勤務中の目の疲れ対策としては、ブルーライトカットよりも画面の輝度調整・休憩・まばたきの方が優先度が高いと考えられます。一方、夜勤明けの帰宅時に朝日や強い光をやわらげて入眠をスムーズにする目的では、夜勤者ならではの活用価値があります。詳しくは連載第5回の記事で解説しています。
サプリメントや機能性表示食品は医薬品ではないため、症状を治すものではありません。あくまで食事で不足しがちなルテインやアントシアニンなどを補う位置づけです。眼精疲労の症状が続く場合は、度数の合わないメガネやドライアイ、目の病気が隠れていることもあるため、眼科での相談を優先してください。
「夜勤だから視力が下がる」と単純に言えるものではありませんが、暗所での作業や画面の見すぎ、睡眠不足による目の酷使が続けば、目の疲れやかすみを感じやすくなります。視力低下や視界の異常が続く場合はセルフケアで粘らず、早めに眼科を受診してください。定期的な視力検査とメガネ・コンタクトの度数見直しも有効です。

まとめ|目のケアは、夜勤を長く続けるための「攻めの体調管理」

■ この記事のまとめ

  • 夜勤の目の疲れは「人工照明」「明暗差」「画面作業と乾燥」「自律神経の乱れ」の複合要因
  • 休んでも取れない・全身症状を伴うなら「眼精疲労」のサイン。受診も視野に
  • まずはゼロ円対策:20-20-20ルール、まばたき、画面の輝度調整、休憩中のアイストレッチ
  • アイテムは「目薬 → ホットアイマスク → アイマッサージャー」の順にステップアップが賢い
  • ブルーライト対策は帰宅時にこそ効く。光のコントロールで目と睡眠を同時に守る
  • ルテインやアントシアニンなどの栄養は食事優先、サプリはあくまで補助
  • 視力低下・視野の異常・続く痛みは、迷わず眼科へ

目は、夜勤者が毎晩最前線で酷使している器官なのに、腰や肩に比べてケアが後回しにされがちです。しかし目の疲れは集中力の低下やミス、そして睡眠の質の悪化に直結します。今夜の勤務から「遠くを見る」「まばたきを増やす」の2つだけでも始めてみてください。小さな習慣の積み重ねが、夜勤を長く健康に続けるための土台になります。

NEXT ─ 次回予告

連載第16回は「夜勤の肩こり・腰痛対策|立ち仕事・座り仕事別ケアグッズ」。目と並んで夜勤者を悩ませる肩・腰の疲れに、マッサージガンやサポーターなどのケアグッズを交えて切り込みます。お楽しみに。

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